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函館市内のオーナーが体験漁業を行いました

昆布オーナー様の体験漁業に同行して学生たちも体験しました。

413日と14日は函館市内に住む昆布オーナーが早煮昆布の体験を行う行事がありました。体験漁業には養殖オーナー制昆布をやっている青年漁業者の方全員が参加して我々の面倒を見てくれました。

その行事に私たち未来大学の長野研究室の新卒研生も参加しました。

体験漁業の予定は朝5時半から港を出て、コンブの間引き作業をし、その間引きした昆布を完走する作業までです。

しかし、5時過ぎから急に天候が急変して、あまり海に慣れていない人が沖に出るとようであろうという漁師さんたちの意見でした。それで、酔わないと思う人たちだけが沖に出て昆布の採集を行いました。

ホタテの耳吊作業をホタテ養殖を営んでいる高谷さんの作業小屋で体験することになりました。

ホタテは現在(4月ころ)、稚貝から約一年たった養貝をホタテ養殖かごから取り出し、一個一個ホタテの耳に穴を通してテグスで吊り下げロープに結びます。そのロープを沖に再び吊り下げるものです。来年の23月には大きなホタテに育ちます。

かごで育てていた養貝を陸揚げして取り出す作業です。私たちは5時半に港に行きましたが、漁師さんたちは午前2時過ぎからこの作業をやっています。

 

かごから貝を取り出します。横にして揺らすだけで貝が出来てきます。

 

養貝は作業小屋に運ばれます。作業小屋ではまず養貝を選別する作業から始まります。後でこの選別から跳ねられた貝をたくさんいただきました。

選別された養貝は機械で耳の所に穴をあけられます。必ずホタテ貝の白の面を手前にします。すると白の面から見て右側に穴が開きます。次の段階の耳の穴にテグスを通す作業のときの効率と吊り下げの方向を合わせるために、このホタテ貝の面の方向を合わせることは非常に重要です。

次に耳に穴のあいたホタテにテグスを通してロープに固定します。一本のロープには約350個のホタテの養貝を付けます。多くの女性が働いていますが、だいたい一人で20本ほどのロープの作業を行います。したがって、一日7000個ほどです。10人余りいますので高谷さんのところでは一日に10万個のホタテ養貝を吊るすことになります。ここでは全部で200万個のホタテを養殖しているので、海が荒れていなければ20日ぶっとうしで朝2時からの作業をしていることになります。まー1ヶ月くらいこの作業が続きます。

学生や私たちも耳吊の作業をし、3人で2本の耳吊ロープを作りました。養貝は選別されているのですが、だいたい同じ大きさのものをセットにして2個ずつ吊り下げます。同じ大きさの貝を隣り合わせていると競争して大きくなりやすいのだそうです。現在の日本の人間の社会と違うようです。同じくらいのをそろえると両方とも怠けて進歩がないというのがどこかの国の・・・ですよね。吊り下げるときにはこの間ここの熟練女性と作業の競争をしましたが、3人がかりで350個吊り下げをやっているより早くひとりで仕上げました。そして、「ぐずぐずしていると貝が弱ってしまうよ!」と怒られました。吊り下げされた貝は弱ってしまうので、すぐに水槽に保管されます。

 

さておきに行っていた人たちが、早煮昆布を陸揚げです。本来は間引きしたものが早煮昆布となるのですが、体験漁業に来ているオーナーの女性にサービスしてロープ一本ごとの水揚げです。この一本が8kgで28350円の大口オーナー一人分の昆布です。

記念撮影です。

これを養成綱に固着しているガニ足という根っこから切り離して、乾燥します。吊り下げ作業も体験しました。

養成綱からとり外した昆布を吊り下げます。 

 

 

 

 

わが卒研生も自分の吊るした昆布の前で、疲れ顔のでポーズです。

 

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