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南かやべの昆布 ~昆布のふる里 南かやべ~

1. 白口浜まこんぶ とは

マコンブ(Luminaries japonica)は、北海道南部太平洋岸から津軽海峡に分布してますが、中でも南茅部地域で穫れる マコンブを「白口浜まこんぶ」といいます。これは、 こんぶの切り口が白いことから表現されたもので、最高級の品質を誇り生産量も全道の17%を占めています。なぜ、“南かやべ”の浜はマコンブ生息に適して いるのでしょう。それは、前浜がこんぶの着生に良好な岩盤地帯であること。栄養豊富な寒流の親潮と育成水温に好適な対馬暖流が交錯していること。さらには 豊富な森林とそこから流れ出す大小30数河川の栄養塩に恵まれているからです。

養殖昆布機械乾燥作業

養殖コンブ機械乾燥作業 (木直町)

2. 最高級 献上こんぶ

“白口浜まこんぶ”は、松前藩が朝廷や将軍家に献上していた最高級のこんぶです。 この“まこんぶ”については、幕府による蝦夷地の調査報告『蝦夷嶋奇観』の中で「天下昆布」,「昆布の絶品」と述べられています。さらに「菓子昆布」とも記述され、そのまま食しても甘みのある白口浜まこんぶは、宮廷や将軍家においても『菓子』としても珍重されていたことがうかがわれます。

3. 養殖こんぶの発祥の地!

こんぶ養殖に注目していた浜の人達の期待にこたえて、昭和41年北海道開発局の委託を受けた北海道区水産研究所、長谷川由雄博士の指導で、1年もの の促成こんぶ養殖に成功しました。昭和44年には、本格的な養殖事業が始まり、生産は飛躍的に増大し、それまで天然もの頼りの不安定な漁業経営は、大きく 改善されました。その後この養殖技術は各地に普及し、現在、国内のこんぶ生産を支える基盤となっています。

 

天然コンブ採取風景(吉村良一氏) 

天然コンブ採取風景 (吉村良一氏)

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執筆者

吉村良一氏

吉村良一

■所属
南かやべ漁業協同組合理事函館市議会議員
(財)全日本スキー連盟指導員 南茅部スキー協会長

■連絡先
住所 函館市川汲町335番地